このブームを語る上で見逃せないのが、日本国内で加熱する空前の猫ブームと、ディズニーのブランディング戦略の合致だ。ペット関連市場の中でも猫関連の消費支出は右肩上がりを続けており、その波は当然のようにエンターテインメント業界へも波及した。
ミッキーマウスのような圧倒的アイコンとは異なり、フィガロにはどこか「素朴なリアリティ」がある。飼い主の顔色をうかがったり、嫉妬してふてくされたりするリアルな猫特有の仕草。それが現代人の「癒やされたい」「日常になじむ個性を出したい」という欲求に見事にハマった。「キャラ主張が強すぎないから大人でも日常で使いやすい」という口コミが、20代から40代の働く女性を中心に爆発的な広がりを見せている。