機能性とデザイン性の高次元での融合は、どのようにして実現したのか。開発を手がけたプロダクトデザイナーの佐々木由紀氏に話を聞いた。
「開発当初、最も苦労したのは『いかにも医療用・健康用』という見た目を排除することでした。どんなに身体に良くても、リビングやおしゃれなオフィスに置きたくないデザインでは日常に馴染みません。人間工学に基づいた内部構造を隠しながら、美しいシルエットと上質なテクスチャを表現するまでに、100回以上の試作を重ねました」と佐々木氏は振り返る。
妥協のない素材選定と、ミリ単位での形状調整。約3年の開発期間を経て完成したこのプロダクトには、日本の職人技と最新のエルゴノミクス理論が凝縮されているのだ。