「私学を倒して甲子園に行く。それは夢ではなく、達成可能な目標です」
主将は力強い眼差しでそう語る。エース投手もまた、自慢の直球と変化球のコンビネーションについて「相手打線のスイング傾向をデータ分析した結果、どのカウントでどのコースに投げるべきか明確になっている」と自信をのぞかせる。精神論だけに頼らない自信。裏付けのある準備が生み出す余裕。しかし、その根底にあるのは「この仲間と1日でも長く野球がしたい」という純粋な野球小僧としての情熱だ。冷静な頭脳と熱いハート、その両輪ががっちりと噛み合っている。