日本のクレーン市場において、小型ラフターの双璧をなすのがタダノのGR-130Nシリーズと加藤製作所のMR-130Rシリーズです。建設現場の担当者がまず押さえるべきは、両機のカタログに記された13tラフター 車両寸法 全長全幅と、実際の吊り上げ能力のベースとなる諸元データです。
加藤製作所の最新フラッグシップ機である「MR-130RfⅡ」の公式スペックを見ると、走行時寸法は全長7,465mm、全幅1,995mm、全高2,870mm、車両総重量は14,045kgとなっています。最大吊上げ能力は130RfⅡが「13t×1.7m(5.3mブーム)」、限定免許や登録区分に対応した130RfⅡM仕様では「4.9t×4.0m」にセッティングされています。一方、タダノの「GR-130N-2(GR-130NL)」もほぼ同等の車格を誇り、最大吊上能力は「13t×1.5m(5.3mブーム)」、ブーム巻掛本数4本掛け、シングルトップ吊りでは1,800kg(1本掛)、3.6mジブ展開時では1,600kg×80°といった仕様です。
定格総荷重表を見下ろしていくと分かりますが、ブーム長さ ジブ仕様比較において両雄は細やかなチューニングを施しています。タダノのGR-130Nスペックはブーム伸長時の剛性感とジブ装着時のセットアップ性に定評があり、加藤製作所のMR-130R性能表は極低速域の微細なインチング操作性とキャブ内の視界確保でオペレーターから長年支持されています。