大根の魅力は、その使い勝手の良さだけにとどまらない。高い健康効果と栄養価の高さについても、農林水産省などの公的機関が積極的に情報発信を行っている。
大根特有の辛味成分である「イソチオシアネート」は、すりおろしたり細胞が破壊されたりした際に生成されるファイトケミカルの一種だ。強い抗酸化作用を持ち、血行促進や免疫力アップ、アンチエイジング効果が期待されている。また、大根にはアミラーゼ(ジアスターゼ)などの消化酵素が豊富に含まれており、胃腸の働きを助けて消化をスムーズにする効果も高い。
部位ごとの使い分けも重要だ。葉に近い上部は甘みが強いため生のままサラダや大根おろしに、中央部は柔らかく甘みと辛味のバランスが良いため煮物に、そして根の先端部分は辛味が強いため薬味や炒め物に向いている。特徴を把握して料理ごとに使い分けることで、食材の魅力を最大限に引き出すことができる。