夢のような感動を与える一方で、購入者が現場で突きつけられるのが「物理的な現実」だ。100本の長尺のバラは、水を含ませた状態だと重量が約4〜5kg近くになる。これは米袋一つ分に匹敵する重さだ。
第1の落とし穴は「持ち帰りの困難さ」。レストランで渡された後、タクシーに乗せるのも一苦労であり、電車移動など論外と言っていい。事前に帰りの移動手段(ハイヤーの手配や自家用車の準備)を確保しておかなければ、感動の余韻が移動のストレスで台無しになってしまう。
第2は「部屋での置き場所」。一般的な家庭の花瓶には到底収まりきらない量だ。バケツや複数の容器に分けて飾る必要があり、受け取った側が帰宅後に手入れに追われることになる。
そして第3が「水落ちリスク」。バラは水揚げが非常に繊細な花だ。渡すまでの保管環境(温度管理)が悪いと、いざ贈る瞬間に首が垂れてしまう危険がある。信頼できる生花店での手配と、保管場所の温調管理は絶対条件だ。